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ロボット聴覚技術が新型ASIMOに搭載!

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聖徳太子(厩戸皇子)のように複数の発話を同時に認識する機能を備えたロボット聴覚技術が「2011年11月8日に発表した新型ASIMO」に搭載されました。ロボットが自分の耳で音を聴く機能を実現するための「ロボット聴覚研究」は、京都大学(京都府京都市)の奥乃教授とHRI-JPの中臺プリンシパル・リサーチャが世界に先駆けて提唱した日本発の研究です。
ロボット聴覚技術をより進化させるため、2008年にはこの研究成果の一部をHARK (HRI-JP Audition for Robots with Kyoto University) という学術研究用オープンソースソフトウェアとして一般公開を始めています。

これまで,ロボット搭載のマイクロホンを用いると,ユーザの発話とマイクロホン位置が離れてしまうため,ロボットや周囲の雑音、反響などの影響で音声認識が難しいという問題がありました。新型ASIMOに搭載した技術は、(株)本田技術研究所 基礎技術研究センター(埼玉県和光市)との共同研究によりHARKの技術をさらに改良、熟成し、実験室を出た環境で利用できるようにしたものです。

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