奥乃博客員研究員が、文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞
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4月8日、HRI-JPの客員研究員である京都大学の奥乃博教授が、文部科学大臣表彰の科学技術賞(研究部門)を受賞しました。同賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において、顕著な成果を収めた研究者を表彰するもの。業績は「聞き分ける技術に基づいたロボット聴覚の研究」で、これは長年、京都大学とHRI-JPの共同研究テーマのひとつとなっています。奥乃教授は、2004年4月に客員研究員としてHRI-JPのロボット聴覚プロジェクトに参画。2006年から京都大学とHRI-JPの共同研究がスタートし、2010年には共同開発したロボット聴覚ソフトウェア「HARK 1.0」※を研究用途向けに公開しています。共同研究で培われたロボットが自分の周りの音を識別する「ロボット聴覚」技術は、世界をリードする技術として学術的に高く評価されるだけでなく、ASIMOの三話者認識技術等へ発展しています。HRI-JPでは、さらに実用的に価値の高い技術とすべく研究を進めていきます。
※ HRI-JP Audition for Robots with Kyoto University
奥乃教授のIEEE(⽶国電気電⼦学会) フェロー受賞時のインタビュー記事