SemEval 2015において、エリック・ニコルス(HRI-JPリサーチャ)とファディ・ボトロス(カルガリー大)によるSpatial Role Labelingのエントリーが、SpaceEvalタスクのベストペーパーに選出
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SemEval 2015ワークショップへのHRI-JPのエントリーが、SpaceEvalのSpatial Role Labelingタスクでベストペーパーに選出され、著者らがワークショップにて招待発表を行いました。
SemEvalは、世界中から参加した研究者チームが、様々な与えられたタスクに対して自然言語処理分野の最先端技術を競うワークショップです。SemEval 2015では、17のタスクに対して100近い数のチームが参加しました。
Spatial Role Labelingは、テキスト中の場所・方向・動きなどの空間的な意味関係とそれに属する単語を特定するタスクです。場所や動きについての人間の言葉を理解するうえで必要不可欠であり、ロボット、ナビゲーションシステム、ウェアラブルコンピューティングなど、多くのアプリケーションにとって重要な技術です。
HRI-JPは、単語ベクトルと他の語彙統語情報を、シーケンシャルラベリングと多クラス分類を融合した枠組みに効果的に応用することにより、アノテーションされていないテキストを用いた実環境での評価において最高の性能を達成する世界最高レベルのSpatial Role Labelingシステムを構築しました。
関連文献:
Eric Nichols and Fadi Botros.
SpRL-CWW: Spatial Relation Classification with Independent Multi-class Models.
Proceedings of the 9th International Workshop on Semantic Evaluation (SemEval 2015).
http://aclweb.org/anthology/S/S15/S15-2150.pdf